俺の人生を変えた日  〜アイセックインターン中にウガンダの貧困家庭に一泊し、驚愕の一夜を過ごした。価値観を揺がす原体験とは、こうゆうものだ。〜

俺の人生を変えた日  〜アイセックインターン中にウガンダの貧困家庭に一泊し、驚愕の一夜を過ごした。価値観を揺がす原体験とは、こうゆうものだ。〜

 

さて、春休みに50日ほどAIESEC(アイセック)を通じてウガンダインターンに行ってきたわけなんだけれども、その中で間違いなくベスト3に入る強烈な1日を紹介したいと思う。

 

この日、間違いなく、俺の人生は変わった。

 

 

 

(アフリカに行った理由はこちら)

 

なぜアフリカ行きを選んだのか - ただ 今を生きるのみ


 

自分が何をしたらいいのか、全く見当もつかなかった最初の二週間

 

ウガンダという異国の地に放り込まれた自分は、本当に何をしたらいいかわからなかった。初めは道端にいる黒人が怖くて、外にでることさえままならなかった。

 

慣れない食事や水のシャワー、綺麗とは言い難い環境にメンタルをやられ、英語が得意なわけでもないから、現地の人ともうまくコミュニケーションが取れない。俺はどうしてこんなところに来てしまったのか、帰りたい。何度も一人でベッドで泣いていた。

 

子供たちと触れ合ったり、ちょっとしたコミュニケーションを現地の人と取ったり。月並みなことしかすることができず、僕は鬱憤としていた。

 

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農場にきて、仕事が始まってもそれは変わらなかった。そもそも、どうして農場なんかを選んでしまったのか。俺は農業の知識も経験もこれっぽっちもない。この場所で自分にできることなんて一つも見当たらなかった。

そんな自分に追い打ちをかけるように、辛い環境が自分を襲う。部屋には蜘蛛の巣が張り蟻やトカゲがそこら中を這っている。トイレに行くといつも蜂がいて落ち着かないし、自分の周りには常にハエが舞っている。飯食ってる時は当然大量のハエもご同席だし、飲み水は土で濾過したもので、茶色い。昼間はくそ暑くて屋内にいても意識が遠のき、水分補給をしようとしてもその水はやはり茶色い。砂埃が舞い、落ち着かない。

 

 

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初心に戻った。自分は何をしたいのか、もう一度深く考えた

 

そんな中、アイセックのサポーターや友人たちの日本からの声に励まされながら、もう一度原点に戻ってみることにした。自分はなぜアフリカを選んだのか。いったいアフリカに来て何をしようとしていたのか。

するとこんな環境の中でも、沸々とした思いが湧き上がってきた。動こう。行動しよう。足を動かそう。何ができるかなんて今はわかるはずもない。逆にだからこそ、今がむしゃらに自分ができることをやってみなきゃいけないんだ。

 

そして僕は意を決した。

 

農場の最貧困家庭へ。そこで一泊することに。

 

避難民としてこっちきて、ここで農地耕してる一番貧しい一家。彼らと飯を食い、一緒に寝ないと、彼らのことはわからないと思ったから。まずは彼らを存分に理解しないことには、何も始まらないと思ったから。11人家族で、英語は一人しか喋れない。その一人は、5年間だけ学校に行ったけれどもお金がなくなりいけなくなったアレックス。ご両親含めみんなルソガ語。子供達の笑顔は眩しいし、子供と触れ合ったのは楽しい時間だったけれど正直きつかった。

 

キャッサバとミレット?をまぜたとかいう謎の黒い練り物に、モリンガという木の葉っぱと豆を混ぜたものを手で付けて暗闇の中で食べた。じゃりじゃりしている。水で手を軽く洗ったりしたけど、苦いし全然のどを通らない。最初口にした時はそれがなんなのかも知らなかったし、吐きそうになった。それでもおいしそうな顔をして、彼らも普通に食べているじゃないかと言い聞かせ、最後まで食べきった。食べた後は胸と頭がむかむかして普通でいられなかった。どっから汲んだのかわからない水をだされた。それを飲んだところでその気持ち悪さは改善するどころか、さらに悪化するばかりだった。今、思い出すだけでも少し気持ち悪くなる。

 

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今宵のディナー。フラッシュで明るいけど、実際はほぼ真っ暗で、何を食っているのか全然わからなかった。

 

 

さらに、地面に布を敷いただけの場所で寝ることに。枕は木。いや、これ、全部俺がお願いしてやってることなんだけどね。2畳くらいの泥でできた小屋に4人で寝た。蚊なのかハエなのかわからないものが周りを飛んでいて、あちこち痒い、それに暑い。地面が固い。背中が痛い。今思い出せば壮絶な体験だった。日本の牢屋の方が100倍いい環境だろう。当然ちゃんと寝れるわけない。隣の人が動くたびに起きてしまい、3時ごろ小屋をそろりとでて外で一休み。

 

 

でもそれで冷静になれた。たまたま生まれた境遇が違うだけの彼らと僕ら。どうしてここまで差が生まれるのだろう。誰が何をしたって、こうゆう差が縮まることはないだろうと思う一方で、ああ俺もっとできるな。もっと動けるな。って感じた。そんな気持ちでもう一度あの狭く寝苦しい小屋に戻ると、なぜかすんなり眠れて、そのまま7時まで熟睡。他の人が起きても気付かないくらい深く眠っていた。人間、どんな環境でも生きれるもんだな。でももう一回やれと言われると、、、きついな。

 

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寝た場所。薄っぺらい布を下に敷いただけ。隣の人と肩をくっ付けるくらい狭い状態で寝る。

 

 

とはいえ、この宿泊は、この一家のご飯や寝るスペースを貰っているので本当にありがたいものだ。「君たちの力になりたい。君たちがどんな気持ちで過ごしているのか知りたいんだ」そう言って懇願した結果受け入れてくれたのだった。

そしてそのおかげで、心を許してくれて、深く話を聞くことができた。まず、小屋の中にいろんなものが欲しいという。そしてちゃんと寝れる場所が欲しい。それは身をもって納得した。そして教育をすごく欲していた。以下アレックスとの会話をそのまま引用したい。

 

 

 

「教育があれば、単純に仕事が増えるわけではないと思うよ?」

「でも今のままじゃ英語も喋れない。自分の想いを伝えることもままならない。教育を受ければ、生活はもっとよくなるよ。」

「じゃあ、教育をもっと受けてたら何ができると思う?」

「自分は5年学校に通えたが、もっと学びたかった。医者になりたいんだ。

「どうしてなりたいの?」

「僕の心の中から生まれてくる想いだよ!小さいころ、知識がなくって死んでしまった人をたくさん見たんだ。そうゆう人を自分が医者になって救いたいんだ。自然と、心の中から湧き上がってくるんだよ」

「とっても、素晴らしいね。うん、すばらしい。」

「ありがとう」

「今、一番欲しいもの、やりたいことはなんだい?」

「たっくさんあるよ。世界のために、地元のために、家族のために僕は動きたい。医者になるために勉強したい。けれど、スポンサーがないんだ。」

「スポンサーがいなくても、できることはあるんじゃないの?」

「料理をする時に塩がないようなものだ。スポンサーがいないと、よい生活には絶対にならないんだ。僕らには何もできないんだ。一生懸命働いても、何も変わらない。」

「ああ、そうだね、、。」

 

僕は反論することはできなかった。彼の話を聞いていると、僕らはやればできるんだ あれがあればもっとよくなるんだ と、無い物ねだりをしているように聞こえる。教育を受けても、簡単には医者になれないだろう。そのためにもまた厳しい道が待っている。競争がある。援助を受けたからって上手くいく甘い世界じゃないと思った。教育より、目の前の暮らしをよくするために生産性をあげたりして頑張ったほうがいいんじゃないか?

そう批判的に聞いてみたりもした。けれど、実際に彼らとあの劣悪な環境で一夜を過ごし、僕は単純にそう思うことができない。

毎日あの小屋で寝ることになったとして、

僕は東大を受験するように毎日猛勉強できるだろうか?

もっと頑張ろうと意気込んで考えたり行動したりできるだろうか?

怠惰な自分を奮い立たせて行動に移すことができるだろうか?

 

 

 

 

 

 

無理だ。

 

 

 

 

 

いったい僕と彼らの何が違うのか。僕にははじめから、教育を受けられる環境が周りにはあり、そして自ら学ぶことなどを通じ身の回りを変えることができると教えてくれる人がいた。「心の中から医者になりたいという想いが溢れてくるんだ。」そう強くいう彼の言葉を、たらればだよw いざ勉強することになったらそんな続けられねえよw そう言って嘲笑することは僕にはできなかった。かといって、無償の援助を彼らにしよう!とは思えなかった。

 

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泊まらせてもらったジブゥンドゥカファミリーと暗闇で撮った一枚。

 

 

まだ何をすべきか、答えは見つからない。でも確実に、この時から僕の行動は変わった。

 

そんな生活を向上させるような解決策なんてわからないし、一朝一夕でできるものでもない。しかしやはり、僕の心に強く訴えかけるものがあった。

 

少しばかり援助をしたところで何も変わらないし、もっとマクロでみたら世界に貧困はなくならない。だったら何をしても意味ないじゃないか。

 

そう思う自分がいて。今も変わらずいる。でも一方で、

 

彼らのために自分は何もしないつもりなのか?全てはできないかもしれない。けど、何かは絶対にできるはずだ。

 

そうゆう自分が大きくなり始めていた。少なくとも、自分がウガンダにいるあと5週間くらいの間は、真剣に自分がやれることを考え抜いて、行動して、絶対に何かしてやるんだという気持ちで過ごさなきゃいけないと決意した。

 

そしてこの日から僕は自分をさらに追い込むようになり、考え続けた。そして、自分ができることが少しずつ見えてきて、その達成のために突っ走ったのだった。

 

 

 

yo-dash0624.hatenablog.com

 

受験は人生の基礎を作り上げる。 〜東大に絶対に合格する方法〜

 

受験は人生の基礎を作り上げる 〜東大受験生に向けて〜

 

受験は、ただの暗記ゲーではない。

 

受験期間中にどのように振る舞うかはその人の人生を決めると僕は考えている。受験期間中の「東大合格」というこれ以上ないはっきりとした目標を持っていながら自分を何も変えられないならば、その人は人生を通して何も変わらないと言ってもいいいと思う。

 

そして自分自身が東大生として、多くの東大生を見てきたが、全員に共通することがある。いわば、100%東大に合格する方法である。

 

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https://goo.gl/images/hIxzCb

 

→→東大に絶対に合格する方法

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日本経済がなければ中国・韓国は成り立たない 〜東アジア情勢と日本の振る舞い方〜

日本経済がなければ中国・韓国は成り立たない

また過激なタイトルの季節がやってきました。

 

でもこれ僕の言葉ではありません。真壁教授の本からお借りしました。

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図書館でぶらぶらしてて見つけて、返却日を半年近くすぎたのに読まないまま部屋に眠ってた本ですww。ウガンダに行ってる間に返すように図書館から催促があったらしく、返す前に読んでしまおうということで一気読みしました。

 

感想としては、やっぱり学者さんの意見は継続して取り入れていかないと、現実を見ないでビジネスやったりしちゃって痛い目に合いそうだなって思うくらい勉強になりました。以下ハイライト

 

◯中国の情勢

  • 富の再分配が行われていない。
  • 地方政府がシャドーバンキングに依存。9省の地方政府が債務デフォルト
  • 第二次産業に依存(5割近く)=輸出割合高い
  • 内需拡大政策で外需停滞に対応。そのための金融緩和で格差拡大
  • 鄧小平の「先富論」に基づき国内格差拡大。「三農問題」が顕著
  • 人民元は、中央銀行が調整。海外投資家も政府から承認を受け資格を手に入れる必要があるためかなり政府が操作できている。(しかし為替リスクは健在)
  • ルイスの転換点(労働人口の縮小と賃金上昇)がきたと言われている
  • 中華思想」が政府に根強く、南シナ海の動向に現れるように、他国との協力よりは、中華を中心に覇権を取ろうとする傾向。(一歩間違えれば国際社会で孤立)

 

結論ー格差拡大は一党独裁体制に亀裂を生み出しかねない。安定した経済成長に内需拡大への改革必要。

 

◯韓国の情勢

  • 輸出がGDPの5割=為替レートに影響受けやすい
  • 輸出割合多い&財閥が経済の7割を占める=企業が生み出した付加価値が一般の家計にまで行き届いていない
  • 対中国輸出世界1位
  • 韓国の対世界輸出と日本の対韓国輸出やウォンと円は大きく相関しているというデータから、韓国の輸出は日本からの部品輸入(中小企業)に依存していると言える

結論ー低価格競争となっていく傾向のある半導体スマホ事業に依存しており、なおかつそれらは財閥に偏っているため、歪な経済構造となっている。

 

◯日本の取るべき道

  • 日本は知的財産権や特許を守り、外国資本による買収対策をとるなどして、世界最高水準の技術力を守るべきである
  • 金融資産の6割を高齢者が持っている歪な構造
  • 財政赤字は極めて深刻で、消費税や年金見直しによる是正が急務
  • 企業戦略・設備投資・人員採用に働きかけイノベーションを喚起するような政策が必要

 

 

 

まあ読んだ感じ、タイトルは惹きつけるために尖ってるけど内容はデータに基づき現実的なことも多く言っていた。俺がアホなのかもしれないけど、なんで日本経済がなければ中国・韓国は成り立たないのかはよくわからなかった笑笑。でも、大きく経済成長を見せて前途洋々に見える両国にも落とし穴があり、経済低迷を見せる日本にも逆に突破口があるのだという考えは強く伝わったしとても共感した。

 

また、長期的に日本が国力を蓄えるために自然科学分野での人材育成が必要であるということも説得力があった。研究など開発に力を入れ、世界屈指の技術力を維持していくことは、少子高齢化を迎え沈みゆく運命の日本が興隆する唯一と言っていい手段だ。の小手先でニーズを追うようなビジネスをするのではなく、世界の潮流をしっかりと読んだ活動を自分も行いたいものだ。そのためにしっかりと学問も学ばないとなあと思った。

 

 

また一つ、意識が高くなったとさ。ちゃんちゃん。

 

 

世界政府樹立のための塾設立と塾生募集のお知らせ。 〜2131年の日本滅亡に向けて〜

 

この度、2060年の11月9日(大政奉還の日にち)に新秩序を作り上げていくリーダーを育成する塾を設立することが決まりましたのでご報告いたします。

 

国家滅亡後の新世界のリーダー達を育てることを目的としています。

 

 

以前こちらの記事にて、2131年に日本をはじめとした国家が滅亡することを書きました。

 

 

yo-dash0624.hatenablog.com

 

 

2131年には自分は生きていないだろうから、新秩序樹立に自分が携わるには、若い世代を育てるしかないだろうという魂胆です。

 

2060年には僕は62歳ですので、老後前の最後の一仕事って感じになると思います。

 

2060年時点で今後期待される8カ国を選び、世界8カ国に塾を設立しようと思います。資金はそれまでに貯めた自分のお金からほぼ全部だすつもりなので、ほぼタダ同然で会員となり講義を受けることが可能です。

 

 

別にふざけてるわけじゃなく、2131年くらいには国家滅亡してるとガチで思っているので、本気で設立します。国家に変わる、新秩序を作り上げることになる若者を育て、彼らのコミュニティの基盤を作り上げていきます。

松下村塾から倒幕を行い新秩序を作り上げた多くの志士が生み出されたように、この塾からは新たな世界を樹立する若きリーダーが輩出されていきます。

 

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https://goo.gl/images/vl5qhv

 

 

 

 

 

 

事前予約を受け付けているので、もしお子さんなどを塾生にしたい方がいらっしゃいましたら、ご気軽に私にお申し付けください。

 

 

竜馬の脱藩シーンの描写が半端ない 〜竜馬がゆく2の最高のシーン〜

 

いや竜馬がゆく<2>の脱藩シーン神だわ。

 

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まさに世の中が動こうとしている真っ只中で、多くの人生が激しく動いている。

 

 

吉田東洋の暗殺と掛け合わせて描写する司馬遼太郎が神すぎる、、、

 

那須信吾や沢村惣之丞といった、竜馬脱藩と吉田東洋暗殺に関わる若者の思いも鮮やかに激しく描かれる。

竜馬の二人の姉や権平兄といった巻き込まれるものの感情も強く心に訴えるものがあり、

死ぬ運命を辿る人々の悲痛さが響く。

 

 

同時に、個人の命の儚さが感じられれば感じられるほどに、時代の動きの大きさを思い知らされる。

世の中の激動が、今の世の中ではありえないような変化を彼らの人生に与えているのだ。

 

 

当時を生きる人々の人生の美しさと醜さに、思わず涙してしまった。

 

このシーンで泣ける人はお友達になれそう。

 

こちらもどーぞ

 

 

yo-dash0624.hatenablog.com

 


yo-dash0624.hatenablog.com