竜馬の脱藩シーンの描写が半端ない 〜竜馬がゆく2の最高のシーン〜
いや竜馬がゆく<2>の脱藩シーン神だわ。
まさに世の中が動こうとしている真っ只中で、多くの人生が激しく動いている。
吉田東洋の暗殺と掛け合わせて描写する司馬遼太郎が神すぎる、、、
那須信吾や沢村惣之丞といった、竜馬脱藩と吉田東洋暗殺に関わる若者の思いも鮮やかに激しく描かれる。
竜馬の二人の姉や権平兄といった巻き込まれるものの感情も強く心に訴えるものがあり、
死ぬ運命を辿る人々の悲痛さが響く。
同時に、個人の命の儚さが感じられれば感じられるほどに、時代の動きの大きさを思い知らされる。
世の中の激動が、今の世の中ではありえないような変化を彼らの人生に与えているのだ。
当時を生きる人々の人生の美しさと醜さに、思わず涙してしまった。
このシーンで泣ける人はお友達になれそう。
こちらもどーぞ