東大講義紹介 電気刺激による才能開花 認知脳科学
東大の講義の紹介です。講義をふまえて、主観も交えて書いています。
<脳への電気刺激で才能を開花>
サヴァン症候群というものがある。自閉症の人の内、知的分野や芸術分野で並外れた才能を示す人たちのことだ。
その中でも、何らかの脳損傷を経験し、その後に初めて才能を開花させる後天的サヴァン症候群を持つ人たちがいる。
例えば、10歳の少年オランド・セレルはある日、頭に野球のボールが当たって気を失った。
しかし事件後、すべての日にちが何曜日であり、どんな天気であり、どんな経験をしたのかまで詳細に覚えられるようになったのだという。
このような後天的サヴァン症候群は過去にいくつかの例があった。
研究によって、偶発的に才能が開花するのは、一部脳領域の活動が低下すると同時に他の脳領域でそれを埋め合わせるように活動が強まることだと考えられるようになった。
そして近年、人工的に脳に刺激を与えることによって潜在的な才能を引き出すことはできないかという研究が進められている。
しかしその副作用はまだ未知だ。スーパー日本人ハピネス計画同様、倫理的考察もひつようになってくる。
電気刺激によってどのような影響が人々に及ぶかはわからないが、確かなことがある。
このような研究は、人間に対して善であれ悪であれ、誰かが進めてしまうものなのだ。人間の好奇心・探求心を止めることはできない。その一つの結果として生まれたのが核兵器でもある。探求心がいつか人間を滅ぼすことがあるかもしれない。わからない。しかし人間はその中でできる限り良い世界を作り上げようとすることしかできないのではないか。
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また、才能を引き出したりストレスを解消させるためだけに電気刺激があるのではない。うつ病の人を直すためといった平和的利用も行われる。電気刺激があることで救われる人もいるのだ。核兵器もそうなんだけどね(笑)じゃなくて原子力発電を人類が幸福生きられるために開発しようとすることが核兵開発につながる。
リスクをとらないと進歩はないということか。
それにしてもリスクが大きすぎる気がしてならない。
しかしそんなリスクを気にしていれば何もできないのだ。
補足
たばこは身体に悪影響だということは知られていなかった。同じようなことが起こるかもしれない。
レッドブルはどうなのなろう。飲料だからみんなあまり考えずに摂取しているが、悪影響があるかもしれない。
電気刺激もまた然り。電気刺激といえば皆抵抗があるだろう。レッドブルは飲み物だからいいけど、電気刺激だとちょっと怖いというのが一般的な考えだろうか。しかし例えば、脳のマッサージという表現にしたらどうだろうか。セラピー、リラックス、そのような言葉を並べればまた印象は変化し、人々は受け入れられるのではないだろうか。(当然、倫理的考察が不十分な人間がこのような商品を今後開発していくことは十分に考えられる。)