結局、リーダーに求められる力って何なの??
これまでの記事では、リーダーシップを分類することを通してリーダーシップとは何か見てきた。
今回は少し視点を変えてみよう。今回の記事はリーダーシップについてではない。リーダーシップというのは、立場的に人を率いる人物でなくても発揮できるものだ。今回はリーダーについて考えてみよう。つまり、立場的に人を率いる人物であり、
リーダーは何をすべきか直接的に考えてみたい。
かの有名なナポレオンは言った。“リーダーとは「希望を配る人」のことだ”と。また、ネットをちょっと見てみれば様々な記述がある。
リーダーは個性が必要だ。競争心が必要だ。自信が必要だ。一貫性が必要だ。いや、そうゆうものじゃない、必要なのは心で伝えることだ。相手の立場に立てるコミュニケーション能力だ。などなど。
恐らく全て正しい。
しかし、全て間違っている。
上記の内容を兼ね備えた素晴らしいリーダーは必ずいるだろう。しかし同時に、それらを兼ね備えていないリーダーもいるというわけだ。つまり、上記の内容は良いリーダーであることの必要条件ではないのだ。
そこで僕は、最高のリーダーになるにあたって必ず必要になってくるものをまとめてみた。
それは三つに分けられる。
- 未来を見据える力
- 自分らが強みを持ち続けること
- 他人を動かす力
これらはどんな形であれ、リーダーになるにあたって必ず持ってなくてはならない。一つずつ詳しく見ていこう。
①未来を見据える力
ただ見据えるだけでは不十分だ。自信を持っている必要がある。一貫性を持っている必要がある。そうであれば、リスクをとって意思決定を行うことも可能になるのだ。
さらに自らの人生について情熱と希望を持つことも、必要になってくるだろう。
未来を提示できなければリーダーになることはできない。それはあっと驚くようなビジョンでもよい。現実的な目標や目的でもよい。今後共有していくことになる価値観でもよい。未来を見据えることを通して、人を動かすことができる。人を組織に同調させることができる。人の心を動かすことができる。フォロワーを得ることもできる。
➁強みを持ち続けること
それは信念をいつでも実現させようとする行動力かもしれない。現実を見据え、自らの力で世界を見る洞察力かもしれない。自らが何か優れた力を持っていなければ人は従わないものだ。
今ある自分の強みに満足してしまってもならない。学び続け、向上することが必要だ、インプットすることが必要だ。そうしなければ自己欺瞞に陥り、信頼関係をうしなってしまう。
③他人を動かす力
組織を整えられることも重要だ。対立を解消する。人間関係を促進する。チームワークを形作る。これらの実現には全て他人を動かすことが必要不可欠である。
リーダーは他人を動かせることが必要だ。目標達成に向けてメンバーを活性化させられれば素晴らしい。自分の考え上手く伝えて説得する話のうまさも大切だ。
補足:現代のリーダーシップ
現代において、独裁的で自ら牽引するようなタイプよりも、民主的で、組織をまとめていくリーダーが重宝されているように思える。自らのカリスマ性によってのみ人々を動かそうとすれば、いずれ組織に亀裂が生まれる。組織を持続的に率いていくためには、協調性がより重要視されるじだいではないだろうか?また日本では特にその傾向が強いように思える。