リーダーシップの種類
一口にリーダーシップと言っても様々な種類がある
理想のリーダーとは何かこれを考えるにあたって全てのリーダー像を把握することは必要不可欠である。
まずはネットから見つけたあらゆるリーダーシップの種類・分類についてまとめてみた。
A
1 牽引型
自身が先頭を切って走ることで模範となり、メンバーを引っ張る。高い目標に向かって情熱をもって走るタイプと、世の中について分析し将来の姿を見据えるクールで洞察力を持ったタイプが居る。
2 人格型
よい人格を持って一段上から見守ることでメンバーを動かす。自分の倫理観や価値観に基づいた基準をもち、その基準から組織がぶれないように教示し、見守るのが特徴。
3 触媒型
ファシリテーターになることでメンバーの活性化を促す。有能で多様な人材を集めて各人が相互的に高め合えるよう促進。自分以外の力で大きな力を生み出そうとする。
4 奉仕型
後ろから支援することによってメンバーを動かす。支えることで個々人が最善を尽くせるように配慮する。リーダーが腰を低くすることで組織の協調性を高める。
B
1 人を引っ張る
2 人を惹きつける
C
1 理想を語るタイプ
2 現実を見据えるタイプ
D
1 立候補するタイプ
2 周りから推薦を受けるタイプ
E
1 理念重視型
2 事実・分析重視型
3 人間関係重視型
4 牽引型
F
1 指導的 決断・専制君主型
2 養育的 集団・民主主義型
3 論理的 判断・納得型
4 活動的 率先垂範型
5 協調的 守り・協調型
G
1 独裁的
2 民主的
3 放任的
H
1権威主義・専制型 - 徹底した課題志向
2温情・専制型 ー 課題志向と弱い人間関係志向
3参画協調型 - 課題志向と人間関係志向をバランス良く
4 民主主義型 - 強い人間関係志向
なかでもよく分析されていたのが以下のダニエル・ゴールマンによる分類だ。
ダニエル・ゴールマンによるリーダーシップの分類
Ⅰ ビジョン型
共通の理念に向かって人々を動かす前向きなリーダーシップ。方法はメンバーの自主性に任せる。リーダーが壮大なビジョンを掲げても大げさに見えることがあるが、上手くいけば組織への帰属意識が高まる。ブレない信念や価値観が必要。変革に有効
Ⅱ 民主型
メンバーの意見を広く集めてチームワークで目標を達成していくリーダーシップ。リーダーに決断力がなくてもチームからよい提案や意見を得られ、コンセンサスを作れる。緊急時に動きにく、衝突が起こる可能性もあるが、アイデアの発掘には友好的。協調性が重要。
Ⅲ コーチ型
メンバーの育成を重視していくリーダーシップ。モチベーションの高いメンバーに対して効果的であり、個々人の目標と組織の目標を結び付けられる。個性に合わせて個別的に対応していく力が必要。上手くいけばメンバーのパフォーマンスが向上する。しかしメンバーを個人的に深く理解しなければできない。
Ⅳ 模範型
高いレベルのパフォーマンスをリーダー自身が出して手本を示していくリーダーシップ。リーダーの個人的能力が必要。メンバーにプレッシャーがかかったり信頼関係が気づきにくい側面があるが、優秀なメンバーがそろっている時には最高のパフォーマンスが生み出される。
Ⅴ 協調型
人と人の関係を最重要視し、組織の融和を求めるときに最も有効。高い水準で意思疎通が可能となり、関係性が良くなる。しかし目標達成や課題解決が後回しになりやすいためパフォーマンスが低下する恐れがある。
Ⅵ 強制型
命令し、強制的に部下が従うことを要求するリーダーシップ。部下に判断をゆだねることはせず、厳格に支配・監視する。危機的状況や災害時に効果的であり、問題がある相手に対しても効果的だが、組織の関係性が悪化する。
このように様々な分類がなされていたわけだが、今後リーダーについて議論していく為、次の記事ではリーダーとその種類について定義していきたいと思う。