十日目 〜研修授業で現地労働者の価値観を変える!?〜



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今日は、農場の労働者向け研修授業に参加。英語の勉強にもなるし、普通に日本語で聞いても割と面白いだろうなってゆう内容。スイカが何からできあがり何を生み出すのかってことをブレインストーミングする中で、農場で必要なものは何か、農場から生み出されるものは何か分析していくみたいな感じ。とにかく例がわかりやすいし、冗談を交えたりして飽きない。プレゼンがうまい。こうゆうコミュニケーションとかビジネス関係の構築に関してアーロン(インターン先の社長)は一流だ。

 

農場のことだけでなく、人間関係を構築するとはどのようなことなのか、評価を得るとはどうゆうことなのか、責任を与えられ仕事を任されるとはどうゆうことか、この国とこの国の人たちはどのような立場なのか、信仰とはどのようなことなのか、まで語っていた。

 

こうやって農場の人たちを教育しているんだな。ウガンダで従業員を雇うのは本当に大変。教育して文化をつくりあげないといけない。じゃないとまともにビジネスが成り立たない。すぐ盗みが出る。怠惰がでる。だからこの国でなかなかビジネスが発展しない。でもそれをアーロンは8年間やり続けている。まだ収益はほぼ上がらない。1万時間やって一流になれるという言葉を思い出す。1日5時間やったら1年で1500時間として、6年。アーロンはついにこの道で1流になろうとしているのであり、1万時間というのはやっぱり的を得ていると感じた。

 

 

アーロンのそばにいることで、生きるってどうゆうことなのか、人生の中で何をしていくのか、そして今何をするのかってことをすげえ考えさせられるのだ。アーロンは、自分の信念とビジョンをもって、人生をかけてこの農場をつくろうとしているし、それが人類に役立つと信じている。こんな人なかなか会えない。

 

 

あとは、チャパティ(ナンみたいなやつ)をデイジーとルース(現地の女性労働者)から、ヴァニア(メキシコ人のインターン生)と一緒に教えてもらいながら作った。できたてのチャパティを卵やトマトと一緒に巻いて作るロレックスはクソうまかった。そのあといろんな話を聞いた。ウガンダの女性の地位の話とか。だいたい家庭で働くものだという固定観念があったり、女性が嫁ぐ代わりに牛をもらう文化もあるのだとか。平均6人くらいの子供を産むし、4人の妻をもらいその妻全員が4人子供をもつことまであるらしい。俺の年なら2人妻がいたっておかしくないとか。お見合いの文化の話をしたりした。

 

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さらに夕飯の時には、ダグラスとニック(彼らはアーロンに選ばれしマネージャ−四人のうちの2人。アフリカ3位のマケレレ大学卒だったりで優秀。英語は聞きづらいけどw) からこの国のことをさらに聞いた。ウガンダでは、インド人が富の60%を占有している。以前は90%であり、今またそのくらいに増えようとしている。(数値はリスニング的にあまり自信ない笑)なぜかというと、英国植民地時代に現地人はマニュアルレーバーとしてだけ使われ、インド人がその上の地位で使われていた。独立してイギリス人が去った後、法律なども類似しているため熟知しているインド人が政府に賄賂を送りまくって牛耳った。賄賂は少し緩和したけど、今度はビジネスでとにかく権益を握りまくってまた富の保有を増やしている。

 

ウガンダの税制度も、累進課税的なのがしっかりしてなくて、いくらでも法律に抜け穴があるから、富裕層であるほど少ない税で済むほどだとか。(リスニング的に本当かどうか怪しいw調べねば)

 

教育制度、政治、とにかくいろんなことにフラストレーションが溜まっている。普通の市民として力を得るには、こうゆう農場で、土地しかないような状態から頑張るしかない。そう思って働いているのだそう。インド人をすごく嫌っていた。もうそこらじゅうの人から金を奪っていて、汚いやり方で稼いでいてアースホールだ、f**kだと散々だった。

 

ウガンダの情勢についてさらに詳しくは、こちら。

 

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