偉大なリーダー達④ ~西郷隆盛編~

f:id:yo-dash0624:20160601214137j:image偉大なリーダーを知るコーナー。第四弾は西郷隆盛

 

上野公園にも銅像がある彼は現代の人々からも親しまれている。幕末の優秀な革命家であったこともその理由の一つだろうが、むしろ彼が親しまれているのはその人間性によるものだろう。

 

西郷の持つリーダーシップとはどのようなものだろうか?

 

西郷隆盛 

 f:id:yo-dash0624:20160601214133j:image

ザ・A2模範型リーダー  

誰にもマネできない圧倒的人格

 

・他人を責めることはない器の大きさ

有名な逸話がある。

西郷は,食事について,塩加減の良し悪しなど一切触れず,  料理してくれた人を責めることはなかった。  ある日,仕事の都合で,夜明け前に朝食を済ませ,出かけな  ければならなかった。  後で起きた弟が朝食を食べると,みそ汁が「だし汁」だけで,  中に味噌(みそ)も塩気(しおけ)もない。  まかないのおばあさんを責めると,  「あれ,これはすみません。今朝はだんなさんが早くお出かけで,   暗くて,ついお味噌を入れるのを忘れてしまいました。」  「兄さんはどうしてた。」  「はい,だんな様は,これはうまいとおっしゃって,二杯も召し上がり   ました。」           (「大西郷の逸話(いつわ)」 西田実より)

 

このような懐の大きさを見せているところからは、彼が人格者であり、A2模範型のリーダーシップを発揮していたことが良くわかる。

誰もが認める道徳心を持ち、常に模範的な人間であったことで、人々を牽引していたのだろう。

・西郷は「敬天愛人」(『書経』)を生涯の信条とした

これを自らの人生のビジョンとし

A1ビジョン型のリーダーシップも発揮しつつ、たくさんの本を読む中で模範的な人格を形成

していったのだろう。

また彼はこんな言葉を残している。

間違いを改めるとき、自ら間違っていたと気付けばそれでいい。そのことを捨てて、ただちに一歩を踏み出すべし。間違いを悔しく思い、取り繕うと心配することは、たとえば茶碗を割り、その欠けたものを合わせてみるようなもので、意味がないことである。

他にも彼の人格者たるエピソードや言葉を挙げればきりがない。

彼ほど皆から慕われる人格を持つ人物は史上存在するのだろうか?

 

A型の牽引型リーダーシップを発揮しようとすると、目標達成のために独りよがりになり、組織内の人間関係は崩れてしまいやすい。

しかし、彼はかなり謙虚であったことも含めて圧倒的な人格を持ち合わせることによってそれを克服した。織田信長のような抑圧さを持っていなくとも、A型に特化したリーダーシップを発揮することは可能であるということを体現したのが西郷隆盛なわけだが、それは圧倒的に優れた、慕われる人格を持ち合わせていたからこそなのだろう。

 

 

*リーダーの種類

A、上から牽引型

B、下から促進型

詳細は過去記事参照。

 

yo-dash0624.hatenablog.com